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診療案内

アレルギー疾患

アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)、舌下免疫療法を行っております。

  • アレルギー性鼻炎は、アレルゲン(花粉、ホコリ、ペットの毛など)に対する免疫反応で引き起こされる鼻の炎症です。主な症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、かゆみがあります。季節性(花粉症)と通年性があり、抗ヒスタミン薬や点鼻薬、アレルゲン回避が治療法として用いられます。生活の質に影響を与えることが多い疾患です。
  • アレルギー性結膜炎は、アレルゲン(花粉、ホコリ、動物の毛など)に対する免疫反応で引き起こされる目の炎症です。症状には、目のかゆみ、目の赤み、涙目、目の腫れが含まれます。主に季節性(花粉症)と通年性があり、抗ヒスタミン薬や点眼薬が治療に用いられます。生活の質に影響を及ぼすことがあります。
  • アトピー性皮膚炎は、遺伝的要因や環境要因に影響される慢性的な皮膚の炎症性疾患です。主な症状には、皮膚のかゆみ、皮膚の赤み、皮膚の乾燥、皮膚のひび割れがあり、特に子供に多く見られます。アレルギーや喘息と関連することがあり、治療には保湿剤やステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬が用いられます。
  • 蕁麻疹(じんましん)は、皮膚に赤い隆起やかゆみを伴う発疹が出るアレルギー反応です。原因は多岐にわたり、食物、薬、感染、ストレスなどが関与します。急性と慢性があり、急性は数時間から数日で改善することが一般的です。治療には抗ヒスタミン薬やステロイド薬が使用され、原因の特定と回避が重要です。適切な管理により、症状の軽減が期待されます。
  • 舌下免疫療法は、アレルゲン(アレルギーの原因物質)を少量から投与し徐々に量を増加させて、過剰な免疫反応を弱めることにより、アレルゲンに暴露されたときに起こる症状を緩和させる治療法を「アレルゲン免疫療法」といいます。「舌下免疫療法」はアレルゲン免疫療法の1つでアレルギー原因物質を舌の下に投与する治療法です。現在、「スギ」と「ダニ」によるアレルギー性鼻炎対し適応があります。症状とアレルギー検査から原因物質によるアレルギー性鼻炎と診断された方(5歳以上)が対象となります。治療期間は3年~5年が推奨され、舌下免疫療法を含むアレルゲン免疫療法で8割程度の有効性があると言われています。ダニ免疫療法についてはいつからでも開始できますが、スギの舌下免疫療法についてはスギの飛散がない時期(6月~12月)の投与開始となります。投与方法(舌下錠)ですが、1日1回錠剤を舌下に置き2分間ほど保持してから飲み込み、5分間はうがいや飲水を避けます。初回時のみ院内で投与を行います。
    舌下免疫療法
  • ヒスタグロビン注射 当院では花粉症注射を取り扱っています。この注射は花粉症などによるアレルギー症状向けの注射治療です。当院の花粉症注射はステロイドを一切使用しておらず、ヒスタグロビンを用いてアレルギー症状の緩和・軽快を促します。アレルギー症状が出始める約1か月前から治療を開始することをおすすめしております。

ヒスタグロビンの薬理作用

1.炎症局所への好酸球浸潤抑制作用
2.ヒスタミン遊離抑制作用
3.ヒスタミン防御作用


ヒスタグロビン 皮下注射薬

ヒスタグロビン注射は「非特異的減感作療法」と呼ばれています。これは特定のアレルギー原因物質に対して感受性を低下させる「特異的減感作療法」とは異なり、全てのアレルギー物質に対して効果のある治療です。そのため、スギ花粉以外が原因の人にも効果を発揮する治療です。


ヒスタグロビンは1967年から発売されている非常に歴史のある注射薬です

ヒスタグロビンは、ヒスタミンと免疫グロブリンを合わせたお薬なのでヒスタ+グロビンといい、ヒスタミンの働きを抑える作用があります。複数のアレルギー物質がある人では、ヒスタグロビンでアレルギー反応を抑えることは効果的です。


ヒスタグロビン注射の適応は?

アレルギー性鼻炎・血管運動性鼻炎・アレルギー性皮膚疾患になります。ヒスタグロビン注射は、ヒスタミンの抗体を体に入れてヒスタミンが関与する病気の悪化を防ぐお薬です。花粉症はヒスタミンが鼻や目に作用して、鼻水や目のかゆみが出現します。ヒスタミンが花粉症で大量に出てくると、ヒスタグロビンがヒスタミンにくっついて働きを阻害することで症状を止めます。


このような方はぜひご検討ください

・花粉症の症状が抗ヒスタミン薬など内服薬のみではコントロールできない人
・花粉症の症状がきつい中等度以上の方
・抗ヒスタミン薬の眠気などの副作用で、普段の生活に支障をおよぼしている方
・アレルギーの症状を何とか改善したい方


投与期間は?

週に1回か2回ヒスタグロビン注射を皮下注射します。これを3週間繰り返します。通常1回の注射を、成人では週1~2回で計3週間を行います。これを1クールとするので、3週間の間に3~6回投与します。十分な効果のあらわれない場合には、更に1クールの注射を行います。この場合は1回投与量を最高3バイアルまで増量することができますので、症状をみながら増量を検討します。


注射を打てない方

激しい喘息発作時・月経前後・妊娠の可能性のある患者さんには使えません。注意として、非経口生ワクチン(おたふくかぜ、風疹、麻疹、これらの混合ワクチン、水痘ワクチン)は、接種の効果を得られないことがあるので、接種から3か月以上間隔をあけてください。

呼吸器内科

呼吸器系の病気(喘息、COPDなど)の診察と治療を専門とします。※高校生以上

アレルギー疾患

アレルギー関連の病気(花粉症、食物アレルギーなど)の診察と治療を行います。

内科疾患

一般的な内科疾患の診察と治療を行います。

禁煙外来

禁煙を希望する方へのサポートと治療を提供します。

睡眠時無呼吸外来

睡眠時無呼吸症候群の診察、治療、管理を行います。

健康診療

定期的な健康診断や人間ドックを提供し、健康状態のチェックを行います。

小児科

子ども(新生児から思春期まで)の健康診断や病気の診察・治療を行います。

自費診療

保険適用外の診察や治療、予防接種などを提供します。

診察時間と休診日

休診日
日曜日・祝日・木曜午後・土曜午後
△小児科休診

受付時間
午前11:45 まで(初診 午前11:00 まで)
午後5: 50 まで(初診 午後5:30 まで)

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